オリジナルオーダーメイド　昇華転写衣装

オリジナル昇華転写

昇華転写とは、PC上で作られたデザインデータを生地に熱転写してオリジナルの生地を加工していく技術です。演舞テーマに合わせたイラストや柄、チームのロゴなどを自由自在に転写することができ、デザイン性が高くオリジナリティー溢れる衣装を作る事が可能です。

R-ZEROの昇華転写

R-ZEROの最大の強みは、お客様との最初の打ち合わせからデザイン・型紙制作・サンプル縫製・転写データの制作まで一貫して衣装の専門技術者がおこなっているところです。

転写のデザインデータを制作する時はイラストレータやフォトショップなどの特殊なデザインソフトを使用するため、衣装の専門家ではなくグラフィックデザイナーの手によって制作されるされることが殆どですが、弊社ではお客様と直接打ち合わせを行う衣装の専門技術者が転写のデザインをおこなっています。

転写のデザインはテーマを表現していくための重要な要素ですので、お客様のご希望を直接伺いながら感性を探りそれをダイレクトに描いていくことがお客様の理想に近づける最適な方法だからです。

基本的に転写のデザインというのは PC の画面上で作っていくのですが、PC の画面上で見た時に良いと感じるデザインと、実際にステージ上で見栄えがするデザインというのは全く異なります。

弊社ではアパレルCADという製図ソフトで立体的な型紙を制作しその型紙をデザイン製作ソフトと連動させながら、実際に踊り子の皆さまが着用した時の全身のバランスやステージで見た時に映える柄の大きさ・色の配分等を緻密に計算しながらデザインをおこなうことによって衣装を着用した時の完成度を高められるように努めています。

昇華転写 制作のご案内

デザインの企画

R-ZEROではお客様の演舞テーマに合わせてデザインをご提案していくことも可能です。デザインを考える方やイラストを描く方がいらっしゃらないというチームの方々もお気軽にご相談ください。

最近は簡単なデザインアプリを使ってデザインを考えるチームも増えています。簡単なデータや手描きのイラストなどを元により効果的なデザインデータにしていくためのアドバイスをさせて頂きながら、お客様のご希望に合わせてデザインを完成させていくことも可能です。

アウトラインの制作

最初にCADという型紙制作ソフトで、実際の衣装の型紙の大きさに合わせてバランスを取りながらデザインを描いていきます。

この段階でお客様と何度も意見交換を繰り返しながら、デザインのアウトラインを完成させていきます。

プロットアウト

プロッターという出力機を使ってデザインを実物大でプロットアウトします。それを衣装に写し取って、着用時の柄の大きさ等を確認していきます。

◆衣装のメインの柄の大きさはちょうど良いか

◆しっかり見せたいデザインが帯に隠れないか

◆遠目に見た時の柄の印象は理想的かどうか

などを、細かいところまで じっくり確認していきます。

転写の量産加工

転写には高品質な仕上がりのものと、そうではないものとの間に大きな差があります。高品質な転写は、デザインの線がなめらかにプリントされており、発色が鮮やかで生地にしっかりとインクが定着しています。低品質の転写は、線がブレていたり色が薄かったりするので、遠目に見た時柄が見えにくいものが多いです。転写のクオリティーを決める要素は以下の5つです。

◆解像度の高い鮮明なデータを入稿すること

◆高品質な昇華インクや転写紙を使用して機能性の高いプリンターを使用すること

◆転写と相性の良い高品質な生地を選ぶこと

◆精度の高い熱転写プレス機を使うこと

◆熱転写プレス機を使いこなすための知識を備えた経験豊富な技術者が加工すること

R-ZEROではこの5つの要素を全て満たしてくださる転写の専門業者と手を組みクオリティーの高い転写に仕上げられるように努めています。

印刷用デザインデータの制作

イラストレーター・フォトショップ等のデザイン製作ソフトを使って色を付けていき、実際に印刷をおこなうための入稿用データを制作していきます。

一般のお客様は「赤」で転写をしてほしいと依頼した部分が赤い色で仕上がってくれば、それ以上疑問を持つことがないかもしれませんがR-ZEROでは同じ赤でも朱色寄りの赤、えんじ寄りの赤、ピンク寄りの赤など様々な「赤」の選択肢があることをお客様にご案内し、ひとつひとつの色の細部までお客様の理想に近づけていきます。

全ての色が演舞テーマに合うように尚且つ最終的に色と色とのバランスが美しくまとまるようにデザインを制作させて頂きます。

転写のデザインはPCの画面上で行っていくため画面上で見える色と、実際に生地に転写される色との間に必ず誤差が生じます。この誤差をできる限り少なくしていくために、実際の生地に転写されたカラーチャートから理想の色を肉眼で拾っていきその色に合わせてCMYK（シアン・マゼンタ・イエロー・ブラック）の配分を微調整して入稿しています。

量産前に必ず肉眼で発色確認を行い、バランスの取れた美しい発色に仕上がるように努めています。

R-ZEROではお客様の理想を忠実に表現していくために、何度もお客様と意見交換を重ねながらデザインを作り込んでいきます。転写衣装をご依頼頂くお客様の殆どが、納期の半年ぐらい前から衣装の企画を始めています。転写のデザインは細部まで考えながら調整したり決断したりしなくてはいけない事が多く、お客様にとっても弊社にとっても、根気の要る作業となります。

完成までに長い時間を要しますが、お客様にも少しずつ衣装の完成度が高まっていく過程を楽しんで頂けているようで、多くのお客様が前向きに取り組んでくださっています。